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オンデマンド印刷とは

オフセット印刷やCTPと異なり、印刷用の刷版を必要としない高速デジタル出力機を用いたデジタルプリンティング・オンデマンド印刷の特徴をお伝えします。

またオンデマンド印刷で用いるデジタル出力機の特性を生かしたバリアブル印刷についてもご紹介します。

> バリアブル印刷

印刷のデジタル化の歴史

製版用スキャナでコンタクトスクリーンを用いて網点を生成してフィルムを集版し、刷版を作成していた時代から近年にかけて急激に印刷工程のデジタル化が進みました。

まずアナログ的処理だったコンタクトスクリーンから、デジタル処理で網点を生成するドットジェネレータに始まり、イメージスキャナーでの画像処理デジタル化が行われ、Macintoshの登場でDTPの幕開けとなって一気に組版・集版までをコンピュータ上で行うことができるようになりました。刷版上で集版していた工程もコンピュータ上の集版結果がそのまま出力されるタイプセッタになることで印刷工程の原稿入稿から後、フィルム出力までがデジタル化されます。

刷版もCTPの登場により、フィルムから刷版を作成する工程が直接コンピュータから出力されるデータでフィルムを介在せずに刷版を作成するようになり、この工程もデジタル化されます。

最後に残った刷版もXeroxがリリースしたDocutecの登場によりデジタルデータから直接刷版を介在せずに紙に出力する工程までがデジタル化されます。

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オンデマンド印刷の特徴

デジタルデータから直接紙に出力することから、CTPやオフセット印刷における刷版を省略することで、印刷にかかるイニシャルコストが抑えられます。

このことは特に小部数で印刷発行を行う際にコストメリットが大きく現れ、オフセット印刷では現実的とはいえないコストパフォーマンスの領域である100部以下、数部~数十部といった少量印刷に圧倒的な強みを得ることができます。
また、刷版作成の工程が省略される分、納期を短くしても対応できることが大きなメリットといえます。

小部数
極端な場合1部からでもオンデマンド印刷なら対応できます。報告書など数部しか必要ない場合でもお気軽にご依頼いただけます。
変更・改訂が頻繁
会社案内・製品パンフレットのように頻繁に改訂が入るもの。取扱説明書などのマニュアル類も機能仕様の変更で改訂が必要な場合、オンデマンド印刷なら不要に在庫を抱えることなく必要なときに必要な部数(On Demand)を作成することが現実的なコスト・納期で実現できます。
リードタイムが短い
弊社では一定期間、印刷用の出力機データを保管しています。改訂なしの増刷であれば迅速に対応可能です。改訂が行われた場合でも必要ページのみ差し替えて印刷出力しますので全面的な改訂でない場合は可能な限りの納期短縮にお応えできます。

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オンデマンド印刷で注意する点

オンデマンド印刷ではデジタル出力機を用いることから、出力機の特性がそのまま現れます。

インクではなくトナーです
印刷インキと違いコピーと同様に溶融定着することで印刷を行います。このことから用紙の種類などによっては網点の精細度が落ちて諧調がうまく表現できない場合があります
摩擦・折りによる損傷
デジタル出力機のトナーは印刷インクに比べ、摩擦や用紙の曲げ・折りに対して剥離や割れを生じやすくなっています。このような状況が想定される印刷物には仕上がりや経過が美しい状態を維持できない可能性があります。
印刷面は光沢があります
トナー独特の光沢・テカリがどうしてもあります。印刷自体につや消し・マット感を必要とする場合には不向きです
大量部数はコスト的に不利
刷版にかかるコストがない分、小部数では圧倒的なコストメリットを得ることができますが、数千部~数万部といった大量部数ではこのコストメリットは発揮できず、オフセット印刷に軍配が上がります。

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